誰でも参加OK“ではない”ワケは?

鎌倉トレイルセラピーが提供するプログラム

走ってヨガする森林セラピーガイドのトシローです!

一般的な森林浴のイベントの募集要項では、「森林浴」をやるということだけが書かれていて、詳しい内容が書かれていないことがほとんど。なんだかふわっとしすぎていて、誰でも参加OKな感じですよね?ある意味、間口を広くして、一人でも多くの参加者を集めようとしているのが見え見え。

でも鎌倉トレイルセラピーのプログラムの募集要項はかなり詳しく書いており、だれでも参加OKではないことがわかるようにしてあります。この記事では、そのワケを説明します。

1. 「森林浴ギャップ」をなくすことが大切



上の図に示した通り、

  • 鎌倉の地域性
  • トシローのパーパス
  • トシローが目指す森林浴
  • トシローが責任を持ってできること
  • トシローの強み

これらが全てが交わったところ、つまり鎌倉トレイルセラピーのロゴがある部分が鎌倉トレイルセラピーの「森林浴」プログラムになります。
鎌倉トレイルセラピーの「森林浴」と、参加希望者が望む「森林浴」が一致しているのが理想的と考えています。

一般的な森林浴は、当日集合場所に現れた参加者には、どんなスタイルの「森林浴」をするのかも説明せずに「主催者が予定している森林浴」が始まってしまう場合が多いのではないかと思います。

ガイドさんによって強みが違うので、スタイルも違うはず。私のようにワンオペでやっている場合は、特に個性が顕著に出るはずです。そのため「ガイドが提供しようとしている森林浴」「参加者自身が想像していた森林浴」にはギャップがあるはずです。

実際、トシローが過去に参加した森林浴で「えっ?」というギャップを感じたことがあります。

鎌倉トレイルセラピーのプログラムでは、この「森林浴ギャップ」をなるべく少なくする取り組みをしています。

具体的には、「ちょっとアクティブな森林浴」というキャッチコピーを作ったり、長すぎるくらいの募集要項のページで、提供するプログラムを明確にイメージできるようにしたりしています。

2. 「森林浴ギャップ」をなくすためには

では、「森林浴ギャップ」をなくすために、具体的にどんなことをしているか以下に説明します。

2.1 開催目的を明記

トシローのパーパスは「やすらぎの環を拡げる存在となり、人々のウェルビーイングへの気づきの機会を演出する」です。これを原動力にして活動しています。

根底には、「参加者の皆さんのウェルビーイング向上に貢献したい!」という願いがあります。だから鎌倉トレイルセラピーのプログラムは、その場限りのリラクゼーションのイベントではありません。

事前の予備知識のインプット~森林浴当日~終了後の体験の意識化シート記入~写真の提供までが一連のプログラムです。
※詳しくは、別の投稿『プログラムのながれ』で説明しています。

そしてその後、トレイルサイドで見つけた「ワタシの心地よい」を日常生活で気づき、実践することによって、参加者ご自身のウェルビーイング向上に役立ててほしいのです。

当日だけで完結する森林浴は「イベント」ですが、鎌倉トレイルセラピーは当日だけのものではないのであえて「プログラム」と称しています。

2.2 どんな場所で開催するのかを明記

鎌倉トレイルセラピーは「ちょっとアクティブな森林浴」がウリ。

ハイキングコースを含む未舗装の道、つまりトレイル(trail)を森林浴のメインフィールドにしています。だからトレイルセラピーと命名しています。

平坦な人工的な木立の中で開催する公園森林浴ではなく、ハイキング的要素が強いスタイルです。

ですが例外があります。年に2回ほど鎌倉宮の神苑をメインとしたトレイル山歩しないプログラム。そして、年に数回開催する森林浴✕トレイルランニングな「走る森林浴」プログラムです。

なお、「走る森林浴」は、トレイル山歩レベルではなくトレイル山走(トレイルランニング)経験者限定となっております。

2.3 どんなことをするのかを明記

「森林浴」という言葉を聞いて、どんなことをイメージしますか?誰でも知っている言葉ですが、人によってイメージすることは全然違うと思います。リラックス系、森あそび系、スピリチュアル系などなど。

鎌倉トレイルセラピーのプログラムは、「トレイル山歩」をするのですが、これが軽い有酸素運動になります。

最新の脳科学では、軽い有酸素運動が脳血流を増加させ、ストレス軽減効果があることが明らかになっているのはご存知ですか?鎌倉トレイルセラピーのプログラムは、森林浴のリラクゼーション効果と有酸素運動によるストレス軽減効果の相乗効果を狙っているのです!

だから大変申し訳ないのですが、トレイル山歩できない方は対象外とさせていただいています。

3. 募集要項をちゃんと読んでくれた人だけが申込みOK

鎌倉トレイルセラピーの森林浴プログラムでは、募集要項をよく読んで、どんな目的で、どんなところで、どんなことをするのかを理解いただいたうえでお申込いただいています。

十分な情報を載せていない募集要項で参加を受け付けてから、詳細資料をメールで後送するようなことはしていません。それだと、詳細資料を見た申込者が「え~っ、思っていたのと違うじゃん!」となりかねませんからね。参加費用前払いだったりしたら、ある意味軽い詐欺ですよ。

鎌倉トレイルセラピーのプログラムは、募集要項のページで詳細を公開しているので、プログラム当日は参加者と主催者の方向性がほぼ合っています。そのためアンケート結果によると、参加者の皆さんの心理的安全性が高いです。当然主催側も、大きなストレスを感じないで安心して催行できています。

一般論になりますが、自分がリラックスできていないと、それがクライアントに伝わってしまうというのはセラピストの間では常識。癒しの場を提供する森林セラピーガイドとしては、それは避けたいですよね。

4. こんな人は困ります...

トシローが鎌倉で森林浴のガイドをやっていると聞いて、

「今度子供と一緒に参加したいです!」
「公園でおにぎり食べたりするの?」

なんてリアクションを返してきた人達がいます。前者は森あそび、後者は公園でのピクニックをイメージしていたようですが、いずれも鎌倉トレイルセラピーが提供しているプログラムとは大きな「森林浴ギャップ」があります。

「参加を検討している方の森林浴」と、「鎌倉トレイルセラピーのちょっとアクティブな森林浴」プログラムの内容にギャップがあると、当日お互いに残念な思いをするだけでなく、当日の場作りにまで影響を及ぼすことがあります。

経験上、先に紹介した2パターンは、実際に参加してくれることはないのでまだ安心なのですが、視察名目や知り合いからの依頼は意外と要注意なんです。

なぜなら「正規ルートで申し込む一般参加者とは違い、自分は特別扱いだ」という奢りが感じられ、横柄な態度を取る人、明らかに募集要項を読んでいない人、募集要項を読むのが面倒だから五月雨式にSNS経由で質問攻めにする人など、困った方が多いからです。

知り合いでも、公募しているプログラムの募集要項をよく読んで、森林浴ギャップがなければ、専用の参加申込みフォームからお申し込みいただけると、本当に助かるのですが、、、。


5. まとめ

以上のような理由から、鎌倉トレイルセラピーでは募集要項をよく読んで注意事項や参加条件を理解したうえで申込みくださった方だけを受付させていただいています。だから、誰でも参加OKではないのです。

「森林浴って何するのかよく知らないけど、その日は空いているから受けてみたいです~♥️」と言われても、残念ながら受け付けられません。♥️が3つくらいあったら考え直すかもしれませんが😅

一見高飛車でめんどくさい感じがするプログラムですが、お互いの「森林浴ギャップ」をあらかじめなくしておくことで、当日Happy-Happyな体験で満足してもらうだけでなく、トシローのパーパスを実現するための取り組みだと理解していただけたら嬉しいです。

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