森林浴は、まるでヨガの「ドリシュティ」
ドリシュティは右手指先 |
ヨガをしている人は御存知の通り、先生がクラス中に「視線は指先」とか「視線はおヘソ」とか言いますよね?
アレは「ドリシュティ」と言います。
この写真だと、「ドリシュティ」は右手指先。
「ドリシュティ(drishti))」とはサンスクリット語で「集中」とか「視線」を意味することばです。
『体に近い視点は意識を内側に向けて内観し、外向きのときは自分と外界とのバランスを認識する作用があると考えます。散漫になりがちな意識を集中させ、安定したポーズとともに精神性を磨く重要なテクニックです』(ヨガ ジャーナル オンラインより)
「ドリシュティ」を意識するか/しないかで結果が違ってくるわけですね。
それは森林浴でもまったく同じ。
おしゃべりしながらハイキングしちゃうと、意識が会話に向いてしまい、周囲の自然への意識が散漫になり、どんなところを歩いてきたのかすらよく覚えていない、、、。
そんなことってないですか?
実は、最近の検証結果から、おしゃべりで盛り上がってしまうと、交感神経が優位になってしまい、リラックスできない(副交感神経が優位にならない)ことがわかっています。だからおしゃべりはほどほどに。
ただ緑がたくさんあるところに行くことを森林浴と表現している観光系サイトの記事をよく見かけますが、、、
《鎌倉トレイルセラピー》のプログラムでは、五感を総動員して、トレイルサイドの「今ココ」を丁寧に感じ取るヒントを道中でお伝えしています。だから、 観光系サイトの言う森林浴とは全く違います。ちゃんとドリシュティしています!
ドリシュティすることによって、五感が研ぎ澄まされ、トレイルサイドの自然のさまざまな微細なゆらぎが感じられるようになり、次第にリラックス感が深まっていきます。
今までおしゃべりしながら漫然と通り過ぎていたトレイルが、とっても濃密に感じられ、まるで別物のようにすら感じられることでしょう。
実際、ハイキングや登山が趣味の参加者様からは、
- 「今まで体験したことがない山のたのしみ方」
- 「新しいトレイルの楽しみが増えた」
などとコメントをいただくことがあります。
まとめ
フィールドが同じでも、意識するかしないかで全く違う体験(結果)になります。
アナタも、鎌倉のトレイルで一緒に森林浴しながら「ドリシュティ」してみませんか?
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