2022年3月5日に開催された、森のプラットフォームかまくらのオリジナル企画「鎌倉の森へ行こう!」で、森林浴のガイドを担当させていただきました。メインの場所は、鎌倉宮の御神域「神苑」です⛩️
森のプラットフォーム鎌倉からの依頼
森のプラットフォームかまくらから、「鎌倉の森へ行こう!」というオリジナル企画を考えてほしいと依頼がありました。
鎌倉トレイルセラピーは、普段ちょっとアクティブな森林浴を行っています。ですが、今回は初の他所からの依頼案件。いつもとは少し違うことをする必要があり、自分にとって少しチャレンジングな依頼でした。
「鎌倉の森へ行こう!」向けの特別プログラム
今回の依頼は次のようなものでした。
【目的】
- 森が私たちに与えてくれる多くの恵みに気づく機会をつくる
- 自然を楽しみ、学び、感謝し共に生きる「鎌倉暮らし」の実現を目指す
- 森の様々な恩恵を子孫に引き継ぎ、人と森とが共にある地域を創造する
【今回の目標】
- 森への入り口となるきっかけづくり
- 鎌倉の森の新しい一面を楽しみ、学ぶ
- 生きものや植物と出会う
しかも、1月から3月の間に開催してほしいとのことで、森林浴には一番向かない時期🤷
そこで、「森への入り口となるきっかけづくり」に着目し、普段森に入らない人でも抵抗なく参加できるように、山に入らないで済む森林浴を企画しようと思いました。
山に入らないでも草木が豊かなところと言えば、、、そう、寺社の境内です!
三方を山で囲まれた鎌倉の寺社は、山の麓に位置していることが多く、境内にはスギやヒノキ等の針葉樹やクスノキが植えられていて、実は冬でも緑が豊富なのです。
鎌倉宮のパワースポット「神苑」をチョイス
そこで選んだのが、鎌倉宮のパワースポット「神苑」⛩️
林立するクスノキの大木が作り出す深い木陰が心地よく、晩秋には通称「ジャンボ紅葉」の黄葉が息を呑むような光景が広がる御神域です。
実はココ。独り癒やされスポットとしてトシローのお気に入りのスポットだったりします。
黄葉したときのジャンボ紅葉 |
森林浴をする上で一番の要となるのがフィトンチッド。
フィトンチッドとは、植物が害虫や菌から自身の身を守るために発している揮発性物質のこと。これがどうゆうわけか人間にはリラックス効果などをもたらします。冬の間はフィトンチッドが少ないので、森林浴にはあまり向きません。ですが神苑には常緑樹のクスノキの大木が沢山あります!日陰で寒い(鎌倉宮さまによると「身が引き締まる思い」とのこと)ですが、緑にあふれていて冬の森林浴にはある意味好都合な場所。
新苑内のクスノキの大木 |
拝観料300円が別途必要ですが、観光客が多い寺社の境内とは違う別世界。静かに癒やされたい方には、とってもオススメの場所です。
神苑浴の様子
詳細に報告するとネタバラシになるので簡単に😅
前半は、鎌倉宮の境内から離れた場所で、鎌倉トレイルセラピーオリジナルのテキストを使った座学。その後、五感を開きやすくするための心身をリラックスさせるワークを行いました。
母なる大地に染み込んで一体化 |
オリジナルテキストで座学の時間を設けるのは、鎌倉トレイルセラピー参加後も、日常で心身の健康管理に活かせるヒントを提供したいからです。
後半は、メインディッシュの神苑へ移動。前半で感度をアップさせた五感を使って、神苑内の様々なゆらぎを感じ取る時間を設けました。人によって目の付け所が違い、感じるゆらぎは様々。お互いその体験を共有することで、多様性も学びました。
当日は、幸いにも春のような陽気。強い南風が吹き、はるか頭上の梢から聞こえてくる「サラサラ」という葉擦れの音が耳に心地よかったです。
神苑 |
今回は、超インドア派の方々も参加されていました。山に入らなくても森林浴が体験できるこの企画は、正にピッタリでした!
謝辞
今回、鎌倉宮と事務局と事前に相談を重ねてこのような企画が実現できたことに感謝いたします。
鎌倉宮境内の将軍梅 |
また、(参加費用をいただかない代わりに)モニターアンケートにご協力くださった皆様にも感謝いたします。貴重なご意見を参考にして、今後も心地よい体験を皆様に提供できるように頑張っていきたいと思います。
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