皆さんは、この2枚の写真を見て何を感じますか?
縦並びはストレスやトラブルのもと
上の写真は、3枚の葉が縦に並んでいます。
どんなことを感じましたか?
「上の葉は真っ赤だから、他の葉よりも1ランクも2ランクも綺麗。」
「下の葉は、全然赤くないからダメ。」
「真ん中の葉は、赤と黄色が混ざっていて中途半端。」
「一番上の葉は真っ赤だけど傷んでいるからイマイチ。」
といったところでしょうか?
そこには、比較、評価、優劣といった主観的なジャッジメントしてしまいませんか?
日常生活に置き換えたら、
比較、評価、善悪や正誤の判断が生まれ、
そこから優越感や劣等感、妬みや僻みが生じ、
更にそれがストレスやトラブルの原因になったりします。
横並びは平等
一方、下の写真はどうでしょうか?
3枚の葉がフラットに並んでいます。
どんなことを感じましたか?
「色々な色があってカラフルで綺麗。」
「グラデーションがステキ。」
「微妙な濃淡がイイ感じ。」
「違う色どうしがお互いの色を引き立て合っている。」
といったところでしょうか?
色も形も大きさもみんな違う多様性に気が付き易くなりませんか?
フラットで客観的な視点で観ることができれば、上の写真とは違い、
比較、評価、善悪や正誤の判断が生まれにくくなり、
そこから優越感や劣等感、妬みや僻みが生じにくくなり、
更にそれによるストレスやトラブルが生じにくくなるはず!
葉の見方は本人次第。
下の写真のように物事の見方や心の持ち方をすれば、みんな平等。
余計なストレスに悩まされずに心穏やかな日常が送れるのではないでしょうか?
判断しないで、ありのままを全て受け入れる
以前、ある禅僧から
「仏教では、区別はするけれど差別はしない。」
という言葉を伺ったことがあります。
禅やヨガ、流行りのマインドフルネスでもよく耳にする、
「判断しないで、ありのままを全て受け入れる。」
ということと本質的な部分は同じでしょう。
だから写真の3枚の葉のように、みんな違ってそれでOKなのです。
これは近年重要性が叫ばれているダイバーシティ&インクルージョン(D&I)とも通じます。
日常生活においても、主観的なジャッジメントという名の色眼鏡を外せば、
客観的に多様性を認め合えるようになりますよね、きっと。
走ってヨガする森林セラピー®ガイドのトシローが主催する森林浴「鎌倉トレイルセラピー」では、森の中での気づきを日常にも活かせるヒントも併せてお伝えしています。
「これでいいのだ!」
余談ですが、
「これでいいのだ!」で有名な赤塚不二夫の名作漫画「天才バカボン」。
実は天才バカボンは、仏教的悟りの境地を紹介している漫画なんだそうです!
幼少の頃にリアルタイムでTVで観ていた漫画ですが、当時はそんなことは知る由もありませんでした。
そのあたりを解説してくれている記事がありますので、是非読んでみてください。
【お寺の掲示板の深い言葉 22】「これでいいのだ」(DIAMOND online)
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